人間が生きているからには、その人間が使う「ことば」も生きています。「ことば」はわれわれ人間の生とはまた別の生を持っています。
自国語や他国語に翻訳するという作業は、まさに「ことば」そのものと対峙すること。 チェックをしていて、「ことば」が死んでしまっているなと感じることがあります。内容の理解が不十分だったために、ことばをただ単にそれに対応する他の言語の「文字」に置き換えただけのとき。文字は左右に置かれた文字と一緒になり、いろいろな意味合いを持つことがあります。それが生きていることばであると思います。
辞書を引けば、同じ文字で登録されていることばがたくさんあります。でもそれぞれの奥には、ニュアンスの異なりがあったりします。「持つ」という言葉ひとつにも、いろいろな形の「持つ」があると思います。
文字のその奥にあるものを感じながら書かれた文字は生き生きしているように見えます。そのように使われたとき、文字は初めてことばになるのだと思います。
文芸書の翻訳では当たり前のことでしょうが、資料やマニュアルが中心の産業翻訳では、まだ「正確であること」が第一で、「翻訳がことばを操ること」には距離があるように思います。
「翻訳がことばを操る」のは、「意訳」につながるかもしれませんが、産業翻訳の世界もそろそろ「意訳」に踏み込んでもよい時期かなと思います。
翻訳プロセスの合理化が叫ばれ自動機械翻訳ソフトが注目された時期に、その限界を予見し、翻訳者を支援するソフトであるトラドスをいち早く導入した弊社は、トラドスをコアとした翻訳プロセスの効率化による品質の向上とコスト削減を実現しました。また、トラドスの特徴でもあるマークアップ言語処理のサポートをフル活用して、SGML、XML形式の日/英翻訳にもいち早く対応しています。次の目標は、インターネットによるコラボレーションを通じてお客様、翻訳者、プロジェクトマネージャが一体となって作業を行う、新しいコムサスの翻訳プロセスの確立です。
弊社は、単に翻訳したドキュメントを納品するだけでなく、お客様の環境やニーズについてお客様と十分話し合ったうえで最適なコンテンツマネージメントを提案し、将来を見据えたドキュメント管理方法をお客様と共同で作り上げます。翻訳におけるコンテンツマネージメントとは、蓄積されたデータ資産をすべて共通のファイル形式に 変換し、それを印刷物、ウェブサイトなど様々なかたちで出力可能にするデータ管理方法です。これにより、ドキュメント資産の有効活用はもちろん、文書内容の一貫性保持、用語統一、コスト削減、処理時間短縮など、様々なメリットを得られます。
〒150-0011 東京都渋谷区東2-23-7 山田ビル6階
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JR山手線・埼京線・営団地下鉄日比谷線 恵比寿駅より徒歩10分
1999年2月 翻訳支援ソフト(トラドスVersion3)を導入。
データーベースベンダーなどのIT関連翻訳を開始。
2001年6月 トラドスVersion5を導入。
大手半導体メーカーのマニュアル多言語化などサイズが大きいプロジェクトに対応。
2005年6月 トラドスサーバーバージョン導入
所在地〒150-0011 東京都渋谷区東 2-23-7 山田ビル 6階
TEL03-5485-1672(代)
FAX03-5485-1674
資本金10,000,000円
創立1989年4月(平成元年4月)
代表取締役木田理恵
取引金融機関東京三菱銀行恵比寿支店
事業内容日英/英日翻訳、多言語翻訳、ローカライズ、トラドス関連サービス(トラドス導入コンサルティング、翻訳メモリー/マルチターム辞書作成など)、マニュアル制作、DTPデータ制作